後悔しがち。30歳以上の会社員の副業に、おすすめしない3つのこと。

後悔しがち。30代以上の会社員の副業に、おすすめしない2つのこと。
悩んでいる人

副業ブームがきてるから副業に興味あるんだけど、ネットみると目立つのは20代の人ばっかだな。30代以上ってどうすりゃいいの?気をつけることあるのかな?

っという方向けの記事です。

結論:30代以上の副業選びには、気をつけることがあります。

実際に会社員として5年間副業をしていた30代の筆者が、赤裸々に3点に絞りました。実体験ベースの生の情報です。

成功例もいいですが、まずはこの3つの本質的な失敗要因は避けてもらえると、少しは失敗のリスクを下げられるかと思いますので、ぜひご活用ください。20代以下の若い人にも役立つ内容です。

しろシャツ

男女ともに気をつけて欲しいことはたった3つです。

目次

1. 将来のためになりそうな副業を選択

「将来食いっぱぐれない」「将来役にたちそうだから」という理由だけで副業を選ぶのはやめましょう。興味があること、得意なことを起点にすべきです。

以外に思われるかもしれませんが、本質的な大事なことです。

悩んでいる人

でも、とくにしたいことが無ければとりあえず将来役立つ「プログラミング」や「動画編集」をしておけば間違いないのでは?将来的にニーズがあって収入も良いらしいじゃん。

しろシャツ

そう考えるのもすごくわかるよ!少し説明するね。

先日、このようなツィートをしました。

将来役立つからとか言ってしてきた勉強→就職で今があるのでは?

この部分を深掘りします。

「将来役立つから勉強しておきなさい」ってどこかで聞き慣れたフレーズですよね。そう、小さな時から先生や親に言われてきたセリフです。

おそらく今はみんなが自分自身に言い聞かせている「将来役に立ちそう」という考え方の行き先を一度考えてみる必要があります。

将来のためになんとなく大学進学決めて、将来良い大学入るために受験勉強して、将来良い就職先のために就活して、将来収入をあげるために競争したり我慢したりして、どうですか?今現在の本業に満足していますか?

おそらく満足してないから副業を探しているのではないでしょうか。

その上で今回もまた「将来役に立ちそうな」副業を選ぶのでしょうか・・・?

「将来のために」だけを続けるのは実は先延ばしと一緒です。

悩んでいる人

確かに、、、

しろシャツ

他人事のアドバイスにすがらず、自分に向き合う機会にしましょう。

特に「やりたいことがないな」という人は、この副業選びを自分と向き合うチャンスと捉えてみてはいかがでしょうか。

副業を選ぶ際に「時代の流れ」を読むこと自体はとても大切です。

しかし超天才でさえ、自分が興味があることで、自分が得意な方法を使うのがもっとも成果が出やすいものです。好きでもない、得意でもない(しかもサイドビジネスという時間がない中で)結果を出すって副業なのにハードゲームすぎませんか?

まず自分の興味があること、得意なことを考えてから、将来性を掛け算して行きましょう。

副業は自分の本業になるかどうかのお試し期間です。肩肘張らずに、自分が興味がありそうなこと、得意そうなこと、その上で将来性、30代以上は本業も考慮して、少しずつ試して行きましょう。

そうやって模索すること自体楽しいですし、行動を通して自分を以前より知れた時点でプチ成功だと思います。

2. 本業を活かさない副業

30代以上の人は、とにかくコジツケでもいいので「本業と関係がある副業」をするようにしましょう。単純に効率が良いからです。

本業を活かすと信頼が得られる

例えば、プログラマーやSEの人が自らの知見を披露するYouTubeやブログの場合、本業と絡めた専門性があるので説得力が増します。

すでにその道のプロであるので信用を獲得しやすく、「信頼」というとても価値があるものを最初から提供することができます。

本業を活かすと学習効率があがる

もちろん本業の経験を使わずゼロから習うのがダメな訳ではありません。その場合は、なんとか本業とコジツケましょう。

例えば広報担当の人がプログラミングを習う場合、「ボットで返信する機能を自社事業に搭載できるから」程度の関連で十分です(実際の導入予定がなくてOK)。

「自社で実際に使う場面を想定すると?●●するには?」と現実に沿った問題意識を持って情報を取りに行く学習ができるので学習効率があがります。これは「何か教えてください」という受け身の学生にはできないマインドです。

社会人でも取りに行くマインドがない人が多いので、いい意味で先生にも覚えがよく得することもあります。

会社によっては、会社が研修費として負担してくれることもあります。腕の見せ所です、がんばりましょー。

  • プロという実績があり権威性・信頼を生む
  • 学習効率があがる

「本業はつまらない、だからこそ副業で●●したいの」っという気持ちはよくわかります。

もしその●●が、ずっとこだわってきた趣味ならそれでOKです。

ただ20代の副業は「本業や趣味の延長」でOKですが、30代はそれよりもっと多くの時間を本業に投資していますから、30代の換金できる資産は本業の延長線上にある割合が自然に多くなります。

その資産を活かすと、スピードと結果が変わり効率的だというだけです。

しろシャツ

本業と関係なくても良いんだけど効率的だから、最初に少しでも紐づける努力をすることも検討してみてね。損することはないから。

3.キャリアデザインなき講座受講

副業を始めようと思ったけど、今直ぐ換金できるスキルや経験がないという人は、講座を受けることを考えますよね。その考え自体は悪くありません。

プロフィールにもある通り、私も社会人になっても学んできました。

ただ、30代以上の人は、

受講する前に、その後のキャリアを描いてから講座を検討するようにしましょう。

人によってはそもそも状況がそぐわないこともあります。

我々は20代の新人ではありません。中堅世代なので、新人と同じことを闇雲にしてしまうのは不毛になりえる、ということです。

「流行っているから」「誰かがおすすめしていたから」という理由だけで、

  • プログラミング
  • 動画編集
  • WEBデザイン
  • 資格

などの講座を申し込む前に、

大人の余裕で「その後のキャリアを考える時間」も持つようにしておきましょう。

結果何倍も得します。

しろシャツ

時間やエネルギーを投資して得る技術でどう回収するのか?算段をつけておきましょう。

受講後に30代でもキャリアアップが可能なのか?
仕事を受注できるのか?
実際に仕事に活かすことができるのか?

を現実的に考えましょう。

例えば、今流行りのプログラマーですが、プログラマー(PG)ってほとんど20代で、33歳くらいからはその人たちもシステムエンジニア(SE)になります。

SEが話を受けたり調整して設計したものを、PGが実際に組み立てる下請けになっているイメージです(*会社や働き方による)。

そういう状況で30代の新人がどのようにキャリアを築いていくのか、一回り下の若者たちの中でどうサバイブするか、というのは一度自分の中で戦略をたてておくべきでしょう。

もちろん、学校選びも年齢で変わってきます。

ただプログラミンを教えるのが上手な(でも社会人経験がない先生)と就職保証がついている学校と(←若い人にはいいです!)、プロとして働いたことがある先生がいたり、仕事を受注したりOBとの関わりがある会社のスクールでは(←30代はこっち)、得られる経験の深さが変わってきます。

本業の内容を発信するのが王道。

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「本業の内容を発信する」のは本業を活かしまくった現代の王道の勝ちパターンと言えます。

ホリエモンもキングコングの西野さんも、その勝ちパターンですよね。

本業とはもちろん主婦業も含みます。

ブログ、SNS、なんでもOK。

ふつうの人はすぐにアナタの持っている知見を得ることは出来ませんし、経験豊富なプロの意見はみなが知りたい貴重な情報です。

また、本業なので毎日の仕事によって、ネタもきれづらく理想的です。

さらにブログやSNSで発信することで「発信力」がつき、この「発信力」を活かした副業にシフトすることもあります

発信力が求められる時代なので、どの会社、仕事にいても「本業に役立つスキル」の勉強にもなりますね。

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「本業の発信」軸で行けそうな人はぜひやってみましょう。おすすめは、ブログやYouTubeなどのSNSです。

【実体験】20代後半でカメラマン目指しはじめる

20代後半でカメラマン目指した実体験

わたしは会社員時代の20代後半に、本格的にフォトグラファーを目指しはじめました。業界では遅い方です。

大学在学中や卒業後に数年スタジオ勤務して、そのあとにフォトグラファーのアシスタントをしてプロになるのが王道の道ですが、通ってたら32才にはなりそうです。

年齢的に4、5年かけるのは厳しいと判断し、スタジオ勤務とアシスタント修行という王道をすっ飛ばし、その代わりにスタジオワークを学べる写真の専門学校に夜間通うことにしました。

会社員だったこと、若くなかったことで出した結論でしたが、もちろん自分のポジションを利用した考えもありました。

●音楽業界にいたので、立場はフォトグラファーに仕事を発注する側。仕事のフローやクライアントが欲しているものなどはアシスタントにならなくても分かっていました。

●技術を得たとしても大事なのは仕事を取ってくる力です。それがないから、アシスタントになってコネを作るわけですが、そのコネは本業で作れると考えました。(結果、勤めていた会社が2社とも、顧客になってくれました)

上記の背景があったので、スタジオマンさんに的確な指示出しができるように、スタジオワーク実習が豊富な専門学校で学んだわけです。

会社にも「アーティストさんのアー写撮影はコストがかかるので自分が撮影することでダイレクトにイメージが反映されるし費用が抑えられるから」と言っておくことで残業せずに帰りやすかったです(もちろん業務優先で欠席することもある)

この学校は出版社もグループ会社にあったので、そこの社長ともコネを作りました(その後一緒にコラボできました)。

技術を習得する際は、「習得機会自体をどのようにキャリアに活かすか」も見据えておくことで、年齢にあった選択経験を活かした利用の仕方ができると思います。

知識に投資するのは、正しい。

知識に投資するのは、正しい。

本記事では「30代以上は20代と同じことを学ぶのはもう遅いよ」「副業はやめた方がいいよ」と言っている訳では全くありません。

むしろ、せっかくだから好きなことしよう!本業の経験を「0」にするのではなく生かそうという提案です。

スキルに投資するのはもちろん大事なので、30代以上の人は下記を頭にいれて、効率化していきましょう。

  • 好きなこと、得意なことを選ぶ
  • その後のキャリアを描く
  • 副業を本業と繋ぐ

年齢や経験は武器にしましょう。

ぜひ、「将来性に流されない」「その後のキャリア」「本業と繋ぐ」は考えてみてくださいね。

大成功は難しくても、自分にあった仕事を見つけられるて、もしもそれで気楽に生きていけたら、それは自分にとっての成功ではないでしょうか。

私はそう思っていますし、これは自分次第でできること。

ではでは、今日も気楽にいきましょう!

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